「教えて!マイクロスコープってなぁに??」-根本にアプローチ編-
こんにちは!院長の荻原卓弥です。
「ズキズキする歯、ご相談ください!」のニュースで、腫れを繰り返す歯には、マイクロスコープを使用すると歯を治せる可能性があることを書きました。
でも、まだまだ世間に馴染みのないマイクロスコープ。
馴染みはないかもしれませんが、実はどんな治療にも欠かせない存在なのです。
※ラシーヌ歯科では、待合室から診療室に入って一番左の部屋に天井から下がっています!
「見えないものを見ています」
宗教的なお話をしているわけではありません(笑)
マイクロスコープは、別名、歯科用顕微鏡です。
肉眼や眼鏡やルーペとは比較にならない程、拡大視野で治療を行えます。
医科では、脳血管の縫合の手術に使います。
ですから、虫歯がよく見えることは当たり前で、虫歯の取り残しや、削り残しもよく見えます。
裏を返せば、マイクロスコープを使わないで虫歯治療を行うと、虫歯の削り残しにそもそも気がつかないのです。
「虫歯を削り残す?!」
そんなバカな!と思われるかもしれませんが、これが現実です。
裸眼で虫歯を通常通り削った後、マイクロスコープで拡大して虫歯の取り残しの確認を行うと、まだまだ虫歯残りが見つかる事など、何度もあります・・・。マイクロスコープ使用歴8年の院長ですら、裸眼での治療ですと、虫歯を残してしまうのです。
ですから、虫歯治療を行う際は、しっかり予約時間をとり、丁寧に丁寧に虫歯を取り除いていく事が大切なのです。
歯の治療には、素晴らしいインプラントや、とても綺麗なセラミック治療、ぴったりした入れ歯など沢山の方法がありますが、
どんな素晴らしい先進的な治療よりも、私が一番大切にしているのは、
「根本的に虫歯治療をしっかりする事」
だと考えております。
しっかりとした虫歯治療を行えば、その歯の寿命は非常に長く、抜歯にならないので、インプラントや入れ歯の出番などあり得ません。
ラシーヌ歯科では物事の根本にアプローチする治療方法を追求していきます。
今回はマイクロスコープについてお話ししました。
長くなってしまったので、次回は、その虫歯治療についてもう少し、短めに書いて行こうかと思います。