「教えて!マイクロスコープってなぁに??」-治療編-
こんにちは!ラシーヌデンタルクリニック院長の荻原卓弥です。
今回もいつも通りマイクロスコープのお話を致します。
以前のブログ「なんでまた腫れちゃうの?!何度もズキズキする歯、ご相談ください!」にて
根管治療の際
<1>マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用していない
<2>ラバーダムを使用していない
この2点を行うことが、再び腫れる可能性をグッと下げられるお話を致しました。
そのうち<2>のラバーダムとは一体なんのことでしょうか。
ラバーダムとは写真のように1本の歯にかけるゴムのカバーのことです。
目的は「歯の中身に汚れや唾液が入らないようにすること」です。
このラバーダムというカバーを行わずに根の治療を行うと汚れや唾液が歯の中身に入りながら治療を行うので、
一時的に痛みはなくなりますが、数年後に雑菌が増えて腫れてくるのです。
歯にラバーダムときくとピンと来ないかもしれないですが、ドラマでよく見るオペのシーンを想像するととても分かりやすいです!
オペでは体の中に雑菌が入らないように青い布をしています。
このように医療の世界では当たり前のことですが、日本の根管治療のラバーダムは何十年も昔に保険診療から無くなってしまいました。
結果的に今の日本の歯科治療では根管治療の再治療であふれています。
再び治療にならないためには
「マイクロスコープによる顕微鏡治療とラバーダム」がとても大切なのです。