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虫歯を予防する「フッ化物」について教えて

こんにちは!
ラシーヌデンタルクリニックです。

ゴールデンウイークも終わり、暖かい日も増え ( 汗ばみ、暑い日もありますね ) だんだんと夏の陽気に移り変わりつつ☀

新生活、新学期も始まり、はや1か月も経ち
学校の歯科検診があった子も多いのではないでしょうか。

今回は・・・虫歯予防の1つ
予防効果の高い「 フッ化物 」についてお話していこうと思います。

フッ化物とは

フッ化物は天然に比較的多くあり、土壌、川の水、海水、と自然環境に存在しています。
そして私たちが知らずに日常口にしている食品中にもフッ化物は含まれており、なかでも食塩やお茶、魚介類は比較的多いと言われているんです。

そして、フッ化物( フッ素 )は、むし歯予防に欠かせないだけでなく、丈夫な歯や骨をつくるためにも大切な役割を果たしています!!

 

《 フッ化物の虫歯予防効果 》

 

再石灰化の促進
歯からカルシウムやリンが溶け出してしまうことを抑制し、歯の成分であるミネラルの再沈着を促進することにより歯の修復を促します。

歯質強化
歯の質を強くして、酸に溶けにくくします。

細菌の酸産生抑制
歯ブラシで落としきれなかったプラーク( 歯垢 )中に潜んでいるむし歯原因菌の働きを弱め、酸が作られるのを抑えます。

《 フッ化物の効果的な使い方 》

 

1日2回以上フッ素入りの歯磨剤で歯を磨く

☆ 歯が生え始めたお子さんから 2 歳
歯磨き粉の量:米粒くらい
フッ素濃度:500ppm
☆ 3~5 歳
歯磨き粉の量:5mmくらい
フッ素濃度:500〜950ppm
☆ 6歳〜小学生高学年まで
歯磨き粉の量 :1cmくらい
フッ素濃度:950〜1450ppm
☆ 中学生〜大人
歯磨き粉の量:2cmくらい
フッ素濃度:1450ppm

︎むし歯予防の効果を高めるには、長い時間フッ素が口の中にとどまっていることが大切です!!
歯みがき剤の使用量やみがき終わった後のうがいの方法にも気をつけましょう。

※ フロスや歯間ブラシを使用の方は歯ブラシ前にやりましょう。

 夜寝る前のフッ素洗口

歯磨きを済ませた後、寝る前に行うようにすると、予防効果が高くなります。
フッ素洗口後は、うがいや飲食はせずに、気になれば唾は吐き出して下さい。

︎※ 小児は、ぶくぶくうがいが上手に出来るようになってから使用するようにしましょう。

☆ 4歳〜
フッ素濃度:250ppm
洗口剤の量:5ml
☆ 6歳〜大人
フッ素濃度:450ppm
洗口剤の量:10ml

❸  歯科医院で年に数回行う高濃度フッ素(9000ppm)塗布方法

メンテナンスの際に、歯石を除去してクリーニング後のキレイな歯面に行うことでよりフッ素の効果が高くなります。
( 患者様のお口に合わせて、トレー法と歯ブラシ塗布方法などがあります。 )

︎フッ素は使用法と量を守ってお使い頂けば安全性の高いものです。
しかし・・・!!過剰に摂っていい物ではないので、量や使い方には注意しましょう!!

☆★ 虫歯の予防には、毎日のセルフケアが大切 ★☆